丸共バイオフーズ株式会社では主に細胞外マトリクス構成成分を製造販売しています。
特に特許技術によって、これまで困難であったコンドロイチン硫酸オリゴ糖の大量生産に成功し、これまでサプライヤーが不在であった試薬レベルのコンドロイチン硫酸オリゴ糖(MIX)型の供給を開始しています。さらに、非常に高価であった単一分子量型コンドロイチン硫酸オリゴ糖の高度な分離精製にも成功し、細胞試験のみならず小動物への投与試験にも使用できる画期的な価格での供給もスタートしています。
これらの素材を基に、入手不可能であった特殊な構造の糖鎖や、コンドロイチン硫酸オリゴ糖骨格からの新規誘導体などの開発も行っています。ラインナップに無い糖鎖の製造も可能な場合がございますので、ぜひともご相談下さい。
その他に、ヒアルロン酸オリゴ糖、ガンギエイ由来ムチン、コラーゲンペプチドなどの成分も開発しております。
丸共バイオフーズ株式会社では、これらをはじめとする成果によって、今後の糖質科学の発展に寄与してまいります。
■コンドロイチン硫酸オリゴ糖
概要
北海道産エイ軟骨由来コンドロイチン硫酸をマイクロ化学プロセス処理によって低分子化し、限外ろ過、活性炭で精製したのち、高分解能ゲル濾過クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィーで精製し、凍結乾燥で粉末化したものです。
※HPLC(Cytiva Superdex30 Increase)でシングルピーク。
※分子量は、Na塩としての値。※奇数糖UU型:両末端がグルクロン酸
※奇数糖GG型:両末端がN-アセチルガラクトサミン
※6Sと記載されている部分はわずかに4Sも含む。
※偶数糖は[GicA-GalNAc(6S)]構造ですが、20~30%の[GalNAc(6S)-GlcA]構造を含む。
詳細規格のご確認、ご注文は、フナコシ のウエブサイトよりお願いいたします。
特注品も承りますので、お気軽にご相談ください。
参考文献
■マイクロ化学プロセスによるコンドロイチン硫酸オリゴ糖の製造
S. Yamada et al., Mass preparation of oligosaccharides by the hydrolysis of chondroitin sulfate polysaccharides with a subcritical water microreaction system , Carbohydrate Research. 2013, 371, 16-21.
■コンドロイチン硫酸オリゴ糖の純品精製法
河原ら, 単一分子量に単離精製されたコンドロイチン硫酸オリゴ糖の大量調製, 応用糖質科学, 2021, 11(2), 94-99